最新アニメの情報や、懐かしいアニメまで、独自の視点で紹介する日記です

【まんがの聖地トキワ荘】お休み処の場所へ素敵な出会いがありました。

 

聖地巡礼の記事はたくさん過去にも書いてきましたが

 

今回はまんがの聖地!

 

豊島区の椎名町付近をウロウロしてみました!

とてもあったかい昭和の生きている跡地に歴史を感じました

現代に生きる我々も先人たちの生きている姿や夢を感じてこの日本をもっともっと良い国だと思えるようになりたいなーと思いました!

 

 

トキワ荘ってなに?

1952年(昭和27年)12月豊島区の椎名町5丁目(現在の南長崎3丁目)に建てられた木造二階建てのアパート。

手塚治虫をはじめ寺田ヒロオ、石ノ森章太郎、赤塚不二夫、藤子不二雄A、藤子・F・不二雄・・・

 

昭和を代表する漫画家が若手の時に暮らしていました。

 

その後1982年(昭和57年)老朽化のため取り壊されました。

しかし、トキワ荘のマンガ文化を伝えるために施設として復元工事をしており2020年3月にオープンする予定だそうです!

 

で、今回お邪魔したのはトキワ荘の跡地(と言っても明確に跡地ではなくその近くってかんじです。)である「トキワ荘お休み処」というところにお邪魔しました。

 

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トキワ荘通りお休み処

入ってみて驚いたのは、お子さんがめっちゃ多い!ってことです。

確かに行楽の秋の連休にお邪魔したのだから当たり前だと思いましたが

昭和の雰囲気が醸し出す作品が多いので現代の子にはこの絵柄とかウケがいいのかなって。

どっちかというと昭和生まれの方々の場所って思っていました勝手に。

 

そして、館内に入ってびっくり!

トキワ荘にゆかりのある漫画家、その漫画家に憧れている漫画家の方々の色紙がびっしり!いいなぁ!絵を描く人間としては、漫画という職業は憧れ!その生の絵が飾られてありワクワクしました!子供に戻る感じ!

 

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写真はOKってことなのでこっそり。撮らせて頂きました。

 

もっと驚きは漫画の多さ!

ここではタダでトキワ荘の漫画家たちの作品が読み放題みたいです!

ま、状況によりみんなで楽しみたいなって感じではありますがたくさんの漫画が読めるとは!

 

こりゃ一日ここにいられるじゃないか!

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↑ 昔の住所 椎名町は駅としてありますが、住所にはもうありません

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漫画がぎっしり!これを読み放題とは……たまりませんな

 

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藤子・F・不二雄先生の作品もぎっしり!

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オバケのQ太郎、エスパー摩美

この漫画に反応してしまう・・・・ほんとに好きなアニメでした!

うろ覚えでしたが、姉がオバケのQ太郎の絵かき歌で絵を描いてくれたのをおもいだしました!毛が三本なんですよね笑

あの頃のアニメはめちゃめちゃなのになんかすべてスマートに正義は勝つ!みたいな……オチはひとつなんですが、平和だったなってほんと思います。

 

ま、子供の頃のことなので忘れつつありますが。。。

そして昭和の親世代がアニメのことをひっくるめて漫画って呼ぶのが不思議でした。

 

館内が初めてですっていうと案内してくれる人もいます。

案内してくれる人の手が空いていたらになってしまうと思いますが

トキワ荘の歴史、この周辺の散策ポイントも教えてくれます!

わたしの時には運よく丁寧に教えてくれました!とっても懇切丁寧に付きっ切りで教えてくれるのでとても素敵な時間を過ごせました!

 

館内は二階建て。

一階はさっきの漫画を読んだりちょっとしたおみやげものを買えたりできて交流できる場所みたいで、二階は模型もあります。

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二階はトキワ荘のスリッパもありますよ!

当時の漫画家さん気分~

トキワ荘に住んでいた漫画家さんたちがどんな気持ちで上京し日本一の漫画家になろうと決めてきたか、お金はないけど夢はたくさんあるそんな生きている姿がひしひし感じます。

 

トキワ荘に住んでいた漫画家さんは

手塚治虫、寺田ヒロオ、藤子不二雄A、藤子・F・不二雄、鈴木伸一、森安なおや、石ノ森章太郎、赤塚不二夫 などなど……すごい顔ぶれですよね……

 

当時トキワ荘では二階が漫画家の住処だったみたいです。

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これはトキワ荘のリアル縮尺模型 中まで忠実に再現しているんです!

 

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昔は一つの部屋でもがき苦しむ天才漫画家さんたちが毎晩宴会をしていたそうで、その感じも再現しているんです。

三ツ矢サイダーと焼酎を割ったチューダというのが定番のお酒だったそうです。

お休み処ではそのチューダ味のキャンディーも売っていますよ。

 

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こんな感じに当時の作業部屋の風景とか外装とかも再現されています。

四畳半で、三千円という家賃だったそうです。

しかも入居のときには10ヶ月分の敷金が必要だったそうです。

昭和のその当時のその金額がどれだけ大金だったかと思うと……………

 

 

ピンときませんね(笑)

 

 

漫画家さんがこれだけ同じ屋根の下で暮らしていたとなると

漫画のネタとかの話になるのでしょうか・・・なんかそうするとネタバレとかになりそうで自分だったらどーも居心地が悪いな…って思いますが

 

当時はみんなで漫画を描き上げるなんてこともしていたそうです。

合作漫画ってたしかにありますが、3人でどうやってキャラとかかき分けるんだろうコマ割りはどうなんだろう……どんな画材を使っていたんだろうって思いました。

写真の作業机はいっぱいの漫画の道具。

 

そうそう、有名なラーメン屋さんの松葉さんのどんぶりも飾られていますね!

原稿の執筆ちゅうに、原稿が上がったらみんなでお酒でも飲んでいたのでしょうか。

 

トキワ荘 謎解きラリーとは

最初にときに館長さんが謎解きラリーできましたか?と言われなんのことかと思ったのですが、ほとんどの方がトキワ荘謎解きラリーというので来ていたんですね

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そして、2階にはここ周辺マップもちゃんとありますので

ここで回りたい跡地とか目で確認したい場所とかみつけて飛び出していくのも楽しいかもしれませんね。(車には気を付けてくださいね)

わたしが気になったのは、トキワ荘のほかに部屋を借りていた赤塚不二夫先生のお部屋紫雲荘です!ほんと目と鼻の先にあります!

場所は撮影禁止なので、チラっと通るだけにしてでも本当にまだ表札が 202 赤塚ってあるんです!

トキワ荘跡地モニュメントが近くにあります!

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トキワ荘通りお休み処の場所を訪れて まとめ 

いまの時代でこそ、夢を叶えるってとても身近になりました。

それでも好きなことで成功するってとても大変なことではありますが、戦後間もない昭和の時代漫画家になりたいと集まった若者たちが夢を叶える一歩としてこの地にたどり着いた。

そして成功は今生きている私たちがみんな知るところであります。

あの頃の人たちはなにもないところから生み出すスペシャリストだったのかもしれません。

いまの私たちはその先人たちの残した記憶や志を感じながら現代だからできることを作り上げる必要があるのかもしれません。

 

トキワ荘のお休み処で出会った子供たちが大人になった時どんな世界になっているかは分かりませんが、昭和という時代の痕跡を素にもっともっと素敵な世界になっていて人が作り出すものがもっともっと尊く残されている世界だと嬉しいな~と思った日でした。